一田憲子さん著書の「暮らしを変える 書く力」を読みました。

お仕事をする上でメールのやり取りは日々の作業。
ふと本屋さんで出会ったのが、一田さんの「暮らしを変える 書く力」。
・「書く」ことってどういうこと?
・日常の言葉
・「聞く」ことから「書く」ことが始まる 等5章にわたって書いています。
一田さんの文章の中で、
「届ける相手がいる文章を書くことで、私は自分を成長させることが出来たこと」
「書く事が仕事ではなくても、日常の中には「伝える言葉」がたくさんあり、手紙やメールはもちろん
ほんの1、2行のSNS文章でさえ、今日という日の中から発見した何かを誰かに手渡すことが出来る」。
という文章がありました。
私自身も経歴や年齢に関係なく、あいさつから文章を書くようにしています。
そして、相手の立場に立った「言葉選び」に気を使いながら思いを届けるようちょっとしたやさしさが
伝わるようにしています。
なぜかというと、仕事上とはいえまず「人」として関係性を大事にしたいからです。今日は元気かな?
とか押しつけがましくしない様にとかすこし「すきま」を持たせることは気持ちに余裕が出来ます。
そこには自分という人間性を知ってもらうことも大事で、そこから信頼性が生まれてきます。見えない先のメールの中こそじっくりと読む・聞くことで相手が何を伝えたいのかな?とかどういう状態かなと察する事から次のやり取りや質問もできると思います。
一田さんのこの本には、メールのやり取りだけではない日常の暮らしの中で接する家族や友人、仕事関係者とのかかわりの中で気が付くヒントが詰まっていると思います。それが「暮らしを変える」という事なんだと思います。
書店でみまけましたら、ちょっと手に取ってみるのもおススメです。
「聞くこと」=「伝える言葉」=「書く力」=「思いやり」=「信頼関係」=「建主さんも満足いく家づくりができる」のように感じます。
緊急事態宣言の最中ですが、読書の時間は暮らしに豊かさと自分を見直す時間になります。